独学とマンツーマン、どっちがいい? 正直、どっちでもいいです
「独学でいけますか」
教室をやっている立場で答えにくい質問ですが、正直に書きます。
結論。どっちでもいいです
独学でできる人は、独学ですればいいと思います。そして独学に自信がない人は、マンツーマンを活用すればいい。それだけの話です。
第二種電気工事士は、学科6割・技能7割が受かる試験です。独学で十分に届きます。「うちに来ないと受かりません」なんてことは、まったくありません。
そのうえで、違いがどこに出るかだけ、正直に書いておきます。
独学は、時間がかかります
いちばん大きい差はここです。受かるかどうかではなく、どれくらいの時間がかかるかです。
いまはYouTubeにもいい動画がたくさん出ています。正直、よくできていると思います。無料であれが見られるのはすごいことです。
ただ、一通り見るだけでかなりの時間がかかります。
- どの動画を見ればいいかを探す時間がかかります
- 自分に必要ない部分も、流れていきます。飛ばしていいのか判断できません
- 見終わっても、自分ができるようになったかは分かりません
そして申し込んだのに受けに来ない人が毎回1万人近くいるのは、たいていここです。時間が足りなくなって、間に合わなくなります。
計算だけは、独学でつまずきやすいです
もうひとつ、はっきりした落とし穴があります。計算問題です。
市販のテキストも動画も、基礎学力がある前提で作られています。分数の計算は分かるもの、因数分解は覚えているもの、として進みます。
でも実際は、そこが不安な方がたくさんいます。大人になって久しぶりに見れば、当然です。
すると、解説を読んでも「なぜその式になるのか」が分からない。ここで止まります。計算が苦手な方向けの話はこの記事にまとめました。
人に教わるのは、近道をするためです
ここが、いちばん言いたいところです。
いまは、分からないことを自分で調べれば分かる時代です。それでも人に教わる意味は何か。ショートカットです。
- 「まず、最低これを覚えてください」と範囲を切ってもらえます
- 「なぜなら、こうなるから、こうでしょう」と理由まで一緒に来ます
- 何に力を入れるべきかの答えを、先にもらえます
この「答えを先にもらえる」が、時間の差になります。
私自身、これで遠回りをしました
私が受験したときの話です。
合格してから「なんだ、実技を先にやったほうが点が取れるじゃん」と気づきました。複線図をやると、学科の問題がそのまま解けるようになるからです。
これを最初からちゃんと説明してくれる人がいたら、もっと効率よく勉強できただろうなと思います。順番の話はこの記事に詳しく書きました。
気づくのが遅かっただけで、独学でも合格はできます。ただ、遠回りでした。その遠回りを、受講される方にはしてほしくないんです。
うちは「そぎ落とす」ことを言います
もうひとつ、はっきりした違いがあります。どこを捨てるかを言うかどうかです。
独学は、どうしても全部を平均的にやろうとします。言い方を変えると、50点をまんべんなく取りにいく形になります。
テキストも動画も同じです。「ここは飛ばしていいよ」とは、なかなか言えません。不特定多数に向けたものですから、無責任なことは書けない。当然だと思います。
ソフトキャンパスは、言います。
時間がなければないほど、そぎ落とします。なぜか。全部やるより、そのほうが勝率が上がるからです。
目的は満点ではなく、合格です
学科試験は50問で、30問正解すれば合格です。20問は落としていいんです。
だから私は、こう聞きます。
「合格が目的ですよね? じゃあ、30問取りましょう」
そのうえで、どの30問を取るかを一緒に決めます。計算が苦手なら、そこは半分でいい。代わりに確実に取れるところを固める。計算が苦手な人向けの記事に、この考え方を詳しく書きました。
どこを削るかは、人によって違います。だから一律には言えないし、テキストにも書けない。マンツーマンで見て、その人の分だけ決めるしかないんです。
ひとつだけ補足します。これは学科の話です。技能試験は、1つの作品を最後まで完成させる試験です。こちらは削れません。13問すべてに手をつける理由はこの記事に書きました。
あやふやが残らない。これが大きいです
もうひとつ、地味ですが効く違いがあります。
独学をしていると、「答えは分かるけど、なぜ?」が度々残ります。解説を読んで、正解は確認できた。でも腹落ちしていない。そのまま次に進む。
これが積み重なると、しんどくなります。挫折する理由のひとつが、まさにこれです。分からないものを抱えたまま進むのは、思っている以上に消耗します。
マンツーマンなら、その場で聞けます。あやふやをなくしてから次へ進める。これは大きな利点です。
うちは「試験に受かるため」の場所です
誤解のないように書いておきます。
ソフトキャンパスは、試験対策に重点を置いています。電気のすべてを教える学校ではありません。試験に合格するためのものです。
そこを絞っているから、範囲を切れます。「これは出ます」「これは今はやらなくていいです」と言えます。合格までの最短距離を引くのが仕事です。
ただし、勉強はしないといけません
最後に、これだけは書いておきます。
| 独学 | マンツーマン | |
|---|---|---|
| 受かるか | 受かります | 受かります |
| かかる時間 | 長くなりがち | 短くできます |
| 計算が苦手な場合 | つまずきやすい | そこから始められます |
| 「なぜ?」が残るか | 残りやすい | その場で消せます |
| 自分で勉強するか | 必要です | 必要です |
動画を見るのは時間がかかる。マンツーマンなら最短で行ける。でも、勉強はしないといけません。そこは変わりません。
受けに来れば受かる、ではないんです。短くはできますが、ゼロにはなりません。ここを正直に言わない教室は、たぶん信用しないほうがいいと思います。
独学で受かりますか
受かります。学科6割・技能7割が合格する試験です。ただし独学は時間がかかります。試験日までの残り時間と相談してください。
YouTubeだけではだめですか
だめではありません。いい動画もたくさんあります。ただ、どれを見るか選ぶ時間と、一通り見る時間がかかります。そこが確保できるなら十分です。
マンツーマンなら勉強しなくていいですか
それはありません。授業で短くはできますが、手を動かす時間はご自分で必要です。ここは正直にお伝えしています。
捨てる問題を作って、本当に大丈夫ですか
学科は50問中30問で合格なので、大丈夫です。ただし何を捨てるかは人によって違います。得意なところを固めたうえで削るのが前提で、闇雲に減らす話ではありません。技能試験のほうは削れませんのでご注意ください。
独学で始めて、途中から相談してもいいですか
そのほうが多いくらいです。止まっているところだけ受けて、また独学に戻る方もいます。1コマ単位なので、必要な分だけで構いません。
どこでつまずいているか自分で分かりません
1コマ受けていただければ、その場で分かります。計算なのか、複線図なのか、工具なのか。原因が分かれば、あとはご自分で進められることも多いです。
進め方だけ相談したい、という使い方でも構いません。無料体験レッスンからどうぞ。マンツーマン指導のページに、当校での進め方をまとめています。