練習用の電線、高いですよね。皮膜をむく練習に新品はいりません

技能試験の練習で、地味に大きい問題があります。

電線が高いんです。

第二種電気工事士 技能試験の候補問題を組み上げた作品。端子台、ランプレセプタクル、連用取付枠の器具を、VVFケーブルと差込形コネクタでつないでいる
候補問題を1問組むと、これだけの電線を使います。13問を何回も練習するので、材料はどんどん減っていきます

練習用のセット、そこそこしますよね

候補問題を練習するための部材セットは市販されていますが、そこそこの値段です。受講料とは別に、ここがかかります。

しかも、です。初心者はその前の段階の練習が必要なんですよ。いきなり候補問題を作れるわけではありません。

  • 電線を切る
  • 被覆(皮膜)をはぐ

この2つです。作品を作る前の、いちばん手前の作業。ここが安定しないと、候補問題の練習に進んでも時間ばかりかかります。

皮膜をむく練習は、かなりやらないとうまくなりません

正直に言って、ここはかなりの回数が要ります。数回やってできるようになる人は、ほとんどいません。

そしてこれもまた、女性や初心者が苦手なところなんです。

  • 一度で皮膜を切れません。握力が足りないのか、優柔不断になるのか
  • 手ではごうとしても、なかなか取れません
  • そして爪が割れます

爪が割れる、というのは笑い話ではなくて、本当に起きます。力任せに引っぱるからです。そしてそうなると、次の練習が嫌になります。

ここは回数でしか上達しないところです。だからこそ、材料代がそのまま壁になります。

便利な道具に飛びつきました。でも結論、いりませんでした

実は、皮膜をむくのに便利な道具があるんです。しかも電動ではないので、試験会場にも持ち込めます。

皮膜をはぐのが苦手な私は、当然のように機械式のワイヤーストリッパーに飛びつきました。これで解決だ、と。

だ、け、ど。結論、必要ありませんでした。笑

ストリッパーにも、使える人と使えない人がいます

これ、あまり言われていないと思うんですが、ストリッパーもうまく使える人と使えない人がいるんです。

握力のせいなのか、女性は意外と苦手な人が多くて、ストリッパーを使ってもうまくむけません。道具を替えれば解決する、という話ではなかったんですね。

身も蓋もない言い方をすると、むけないものはむけない。極論ですが、そういうことです。

だから結局、回数に戻ってきます。道具でショートカットしようとして遠回りするより、中古の線で数をこなしたほうが早いです。

ただし、これ1本は強いです(P-958)

道具を増やすのはおすすめしませんが、1本にまとめるのは別の話です。

というのも、本番で工具を持ち替えるのは意外と手間なんです。技能試験は寸法を計りながら進めるので、「計る→切る→むく→持ち替える」を何度も繰り返すことになります。

そこで強いのが、ホーザンのP-958(VVFストリッパー)です。計りながらやるなら、これが最強だと思っています。

  • 目盛りが付いています(10〜20mmを1mm刻み)。計るために定規に持ち替えなくて済みます
  • 切る・むく・計るが1本で完結します
  • 輪づくりができます。電球のソケット部分(ランプレセプタクル)は、これじゃないと難しいです
ホーザン P-958 VVFストリッパーと、連用取付枠に結線した埋込器具。工具に目盛りが付いている
手前がホーザンのP-958です。柄に目盛りが入っているので、定規に持ち替えずに寸法を測れます

「道具を増やすな」と言いながらこれを勧めるのは矛盾しているようですが、そうではありません。これは道具を減らす道具です。

※ 上記のリンクは参考です。特定の販売店・メーカーとの提携関係はありません。当校では工具を販売していません。
※ 仕様は2026年9月時点のものです。購入前に最新の情報をご確認ください。
※ 試験に持ち込める工具は受験案内で決まります。電動工具は使えません。受験される年の案内でご確認ください。

その練習に、新品の電線はいりません

この練習には、どうやっても電線が必要です。それは避けられません。

でも、きれいな新品である必要はないんです。

初心者の方には、中古の線で切る練習をすることをおすすめしています。むく練習に、新品かどうかは関係ありません。関係あるのは回数だけです。

新品が要る場面と、中古でいい場面

何をするか使う線理由
切る・皮膜をむく練習 中古で十分 回数をこなすことが目的。仕上がりは問わない
候補問題を通しで作る 新品 本番と同じ長さ・状態でないと、寸法の感覚がつかめない

きれいな新品の線も必要です。そこは削れません。でも全部を新品でやる必要はないということです。

中古の線は、フリマアプリにたくさん出ています

メルカリやヤフオクを見てみてください。使用済みの配線がいっぱい出ています。試験の練習で使ったあとのものですね。

ただしすでに皮膜をむいたり切断したりしてあるので、試験対策そのものには少し不十分です。長さが足りなかったり、端がすでに処理されていたりします。そこは承知したうえで買ってください。

でも初心者が「切る練習」「むく練習」をするには、これで十分どころかおすすめです。目的は回数なので、むしろ気兼ねなく失敗できるほうがいいんです。

練習で切り落とした端材も、むく練習には使えます。捨てる前に、もう一度むいてみてください。

お金をかけるところと、かけないところを分ける

技能試験の準備でお金がかかるのは、工具と材料です。どちらも、削れるところと削れないところがあります。

  • 工具:セットで買わず、必要なものを1本ずつ。手に合うかどうかと、1本で何ができるかで選ぶ
  • 材料:通しで作る分は新品、むく練習は中古

どちらも「安く済ませる」ではなく「使うところに使う」という話です。合わない工具や、足りない練習量のほうが、結果的に高くつきます。

中古の線で練習して、本番で困りませんか

むく練習に限れば困りません。目的は手を慣らすことだからです。ただし候補問題を通しで作るときは新品を使ってください。寸法の感覚が変わります。

皮膜が一度でむけません

最初はほとんどの方がそうです。刃の当て方と力の入れどころで変わるので、回数と、見てもらうことの両方が要ります。力任せに引っぱるのは逆効果です。

手でむこうとすると爪が割れます

よくあります。むけていないものを力で引っぱっているのが原因です。むき方そのものを直したほうが早いです。

ストリッパーを買えば、むけるようになりますか

なる人とならない人がいます。握力のせいか、女性はストリッパーを使ってもうまくむけない方が多いです。道具で解決しようとするより、回数をこなすほうが確実です。

材料はどのくらい用意すればいいですか

受講回数とご自身の練習量によって変わります。買いすぎても余りますし、足りないと練習できません。受講計画とあわせてご相談ください。

材料を用意できません

教室では材料を用意しているので、手を動かす回数はこちらで確保できます。工具を持っていなくても受講できます。

工具の選び方は圧着工具の記事に、落ちる原因は技能試験で落ちるのは「迷う人」ですに書いています。練習の進め方は技能試験対策のページ、まずは触ってみたい方は無料体験レッスンからどうぞ。

CONTACT

資料請求はありません。直接聞いてください。

講座の内容と料金はすべてこのサイトに記載しています。資料の到着を待たずに、聞きたいことをそのままお尋ねください。

  • 入力項目は最小限。ご住所・生年月日はお聞きしません
  • 後追いの営業電話・営業メールは行いません
  • 体験レッスンは無料。相談だけでも構いません

お問い合わせいただいたあとで、こちらから営業の電話やメールを繰り返し送ることはありません。ご質問にお答えしたあとは、お客様からのご連絡をお待ちします。

無料体験レッスンを申し込む LINEで質問する 電話で聞く:0120-459-017 お問い合わせ受付:平日・祝日 10:00〜20:00/土曜 10:00〜18:00(日曜はお休み) / 授業:平日 10:00〜21:00・土日祝は校舎により異なります